剣道の試合の規定・ルール [剣道の試合について]
剣道試合会場への入場と退場
入場する際は、正面に向かって礼をしてから入場し、退場する時も、振り返って正面に向かって礼をしてから退場します。
基本的に選手は赤と白によって色分けされ、主審から見て右側が赤となります。その色のタスキを背中の胴紐が交わるところに付けて試合をします。
ずっと同じ色で試合をするわけではなく、勝ち続ければ色が変わってくることがあります。
立会い時の礼法
場外に提刀(さげとう)で立ち正面を見ます。試合場内に入って対戦相手と向き合い、提刀のまま立礼をします。そして帯刀(たいとう)し、開始線まで3歩で進み3歩目と同時に竹刀を抜いて蹲踞(そんきょ)の体勢に入ります。
蹲踞をして「始め」の声を待ち、「始め」と同時に立ち上がって試合を開始します。
試合終了後の礼法
試合終了後は、開始線まで戻り、中段に構えて蹲踞をし、竹刀を納めます。
立ち上がって帯刀をし、そのまま後ろへ5歩下がり、提刀をし、立礼をします。相手を見ながら後ろへ下がり場外へ退場します。
団体戦
剣道の団体戦の時は試合の前に5人全員で立礼をします。
主審から見て右側が赤となり、先鋒・次鋒・中堅・副将・大将の順で並びます。
先鋒と次鋒は面と小手を装着して、竹刀を持って整列します。全試合終了後は大将のみが面と小手を装着し、竹刀を持って整列します。